FOCUS BRAND vol.09 〈AMERICAN RAG CIE〉LAファッションを牽引するヴィンテージの聖地!
カリフォルニアのファッション、そしてカルチャーを牽引し続ける〈アメリカンラグシー〉。独自の審美眼でセレクトしたアイテムは、長きにわたりLAのファッショニスタから絶大な支持を集めてきた。そしてこの春、『Safari Lounge』では〈アメリカンラグシー〉のオリジナルアイテムの取り扱いを開始! そのミーティングもかねて、『Safari Lounge』のバイヤーチームがオーナーであるマークに取材を敢行。ヴィンテージアイテムに対する深い愛情と、店づくりに対するこだわり、そして日本での展望を聞いてきた。
マーク・ワーツ|Mark Werts
〈アメリカンラグシー〉の創業者であり、現CEO。開店以来、オーナーとして数多くのブランドを世に広めてきたLAファッション界の重鎮。ヴィンテージアイテムのコレクターとしても知られており、その質、量ともに世界屈指といわれている。
アメリカンラグシー|AMERICAN RAG CIE
オーナーであるマークが1984年に創業したセレクトショップ。LAのラ・ブレアに旗艦店を構え、ヴィンテージアイテムから最新のファッションブランド、そして人気のデニムブランドから成る“デニムバー”まで揃えている。また、世界中からセレクトした雑貨やレストランも併設。香港やドバイにも店舗を展開している。
SPECIAL INTERVIEW
長く使えるもの、タイムレスなものを選ぶ
Q1:商品のセレクションのポイントや他のセレクトショップとの違いはなんですか?
A:僕自身、長く使えるもの、タイムレスなものが好きなんだ。だから、商品のセレクトのポイントもそこにあるよ。ファストファッションとは違う、長く愛せるアイテムを常に探しているんだ。もっと言うと、ファッションよりも優先しているものがある。それがスタイル。どんなシーンで、どんな風に着こなすか。お客様のライフスタイルを想像して、アイテムを選んでいるよ。
古くてもクオリティは高い
Q2:マークさんは、数多くのヴィンテージアイテムのコレクターでも有名です。ヴィンテージアイテムの魅力とはなんですか?
A:その質問に答えるためには、まずヴィンテージアイテムが生まれた社会的な背景が、今とは大きく違っていることを知らなければいけないね。ヴィンテージアイテムは今よりもずっと労働力が安い時代に、職人たちが丁寧に時間をかけて作ったものがほとんど。だけど今は労働賃金も上がってしまったので、昔みたいにつくろうとするとどうしてもお金がかかってしまう。つまり、社会的な背景が今とは大きく違っているんだ。
その前提でアイテムを見てみると、確かに、昔のアイテムにはいい生地を使ったものも多いし、なによりクラシックな雰囲気が感じられる。それに、アイテムとしてのクオリティが高いから、長く残ってるともいえるよね。もちろん、新しいものにも魅力は感じるし、ここでもたくさん扱っているけど、この店の根底にあるのはヴィンテージに対する愛情だよ。
まずは楽しむことが大切
Q3:クラシックな雰囲気の店内に加え、カフェも併設した素敵な店内ですが、店づくりのインスピレーションはどこから?
A:インスピレーション? まずは楽しむことがすべてだね。自分自身が楽しんでないと、お客様が楽しめる店なんて到底できないからね。さっきも話したとおり、僕はヴィンテージの雰囲気が好きなんだ。だから、お店の中にある棚や壁面の装飾なんかは、フリーマーケットでみつけてきたものがほとんどだよ。もちろん、状態がいいものから選んでいるけど。そして定期的に入れ替えてる。
ちなみに、僕がこの店で一番こだわっているのがホームウエアなんだ。つまり、雑貨コーナーだね。専任のスタッフもいるけど、僕がトップバイヤーだよ(笑)。ヨーロッパを中心に、つねに新しいものを探し歩いているんだ。
あと、最近できたドバイのお店は、ヴィンテージの雰囲気を大切にしつつ、最新のテクノロジーも導入しているよ。たとえば、試着室の鏡がブルートゥースで繋がってコメントやおすすめ商品が表示されるんだ。あと、ペッパーも2台置いて新しいスタイルの接客も実現しているよ。ウィンドウにも大きなスクリーンがあって、洋服を着たマネキンがヴァーチャルで表示されたり。最高のサウンドシステムも入れているから、週2回はクラブイベントのようなものも開催しているよ。ヴィンテージとテクノロジーの融合。2つの異なるものがぶつかったときに、新しい価値が生まれると思うんだ。
ホームウエアのエリアに併設されるカフェ。食事のメニューも充実しており、ランチタイムには多くの人で賑わう
トロピカルアイランドでゴルフ三昧
Q4:雑誌『Safari』が大切にするコンセプトの一つに、「旅」が挙げられます。もし、1ヶ月間のバケーションがあれば、どこに行きたいですか?
実はあさってからフィジーに行くんだ(笑)。7歳の双子の子供たちと。もう8回も行ってるよ。だから、すでに答えになってるかな?(笑)。 旅先に選ぶのは、トロピカルアイランドが多いね。そういう場所で、毎日ゴルフをするのが好きなんだ。ゴルフ漬けのバカンスさ(笑)。17歳でLAシティジュニアの大会で優勝したこともあるしね。日本にも出張で行くけど、そのときも絶対ゴルフをするよ。
日本でのチャレンジも楽しみたい
Q5:日本のアメリカンラグシーファンに伝えたいことはありますか? 今後の日本でのプランなども、教えてください。
A:まずはプランから話すと、やっぱりお店には再チャレンジしたいね。できれば、この店と同じようなコンセプトにしたいんだ。アクセサリーもたくさん取り揃えて、ヴィンテージアイテムのスペースもしっかり確保したいね。あと、ここみたいに倉庫のような物件が理想なんだけど、日本にあるかな? 僕が考えるエンターテイメントを提案するつもりさ。
そして最後にメッセージだね。みんな! すぐに行くから、待ってて!
SPECIAL ITEM
そんな要注目の〈アメリカンラグシー〉から今月、別注のアロハシャツがお目見え! 〈レインスプーナー〉、〈アバンティ〉という老舗のシャツブランドに別注し、リゾート感あふれるアイテムが生まれた。どこかヴィンテージの雰囲気を感じさせるのが、〈アメリカンラグシー〉らしさだ。しかも、そのアイテムを『Safari Lounge』で先行販売! 誰よりも早く手に入れたい人は要チェックだ。
ITEM 01 [先行販売] レインスプーナー×アメリカンラグシー アロハシャツ
[ ネイビー]
[イエロー]
〈アメリカンラグシー〉が〈レインスプーナー〉にオーダーした別注の総柄アロハ。1枚羽織るだけで、簡単にリゾート感を演出できる。ネイビーはシックなサーフスタイルにまとめ、イエローは淡青のデニムと合わせてLAカジュアルなコーデを楽しみたい。細すぎず、太すぎない絶妙なシルエットも魅力で、リラックス感はありつつも、野暮ったさは皆無だ。サマーコーデにさりげなくリゾート感を取り入れたいときにおすすめのアイテム。
¥11,880
ITEM 02 [先行販売] アバンティ×アメリカンラグシー アロハシャツ
夜にだけ花が開くセレウスを描いた、アメリカンラグシー限定柄のアロハシャツ。落ち着きのあるモノトーン配色を採用することで、派手柄でも悪目立ちの心配はナシ! ビビッドなカラーが増えるこれからのシーズンでも、周りと差をつけられる1枚だ。しかも、生地はシルク100%。ヤミつきになる滑らかな質感なので着心地もよく、汗ばむ夏でもノンストレスで着こなすことができる。
¥16,200
〈アメリカンラグシー〉の他の商品はコチラ!