GOURMET*
STAR CHEF
待ち遠しいのは、
スターシェフが手掛ける機内食。
いまや機内食は空腹を満たすだけのものではない。アッパークラスでは名だたるシェフたちが監修した食事を提供している。特にスターシェフとのコラボレーションに力を入れている3社をご紹介しよう。
JAPAN AIRLINES
[日本航空]
須賀 洋介
〈SUGALABO〉
26歳で六本木〈ラトリエ ドゥジョエル・ロブション〉エグゼクティブシェフに。愛弟子として数々の新店舗オープンに携わった後、2015年に〈SUGALABO〉開業。日本の食材とフランスの技術を使った、芸術のようなひと皿を提供。ファーストクラス洋食担当。
山田 チカラ
創作料理〈山田チカラ〉
スペインのレストラン“エル・ブリ”のフェラン・アドリア氏に師事するなど6年間海外で修業し、2007年に創作料理店を開業、2018年にはニューヨークに進出。常に“おもてなしの心”を大切に、食の楽しさ、面白さ、発見がある料理を目指す。ビジネスクラス洋食担当。
黒木 純
〈くろぎ〉
日本料理〈京味〉などの名だたる名店で修業を重ね、2010年に〈くろぎ〉開業。“素材と会話”しながらひとつひとつの素材の旨みを引き出す。日本料理の手仕事を丁寧に仕上げ、“機内食ならではの美味しさ”を追求している。ビジネスクラス和食担当。
AIR FRANCE
[エールフランス]
ギィ・マルタン
〈ル・グラン・ヴェフール〉
6月までビジネスクラスを担当するギィ・マルタンは、幼い頃から料理に憧れ、1991年に、300年以上の歴史を持つパリの名店〈ル・グラン・ヴェフール〉の料理長に就任。“世界のトップシェフ7人”に選ばれるなど数々の賞に輝く。フランス料理の伝統を守りつつ、旅の思い出、色、香りなどからインスピレーションを得た独創的な料理が特徴。
SINGAPORE AIRLINES
[シンガポール航空]
アルフレッド・ポルターレ
ニューヨーク〈ゴッサム バー & グリル〉
カルロ・クラッコ
ミラノ〈リストランテ・クラッコ〉
マシュー・モラン
シドニー〈モランズ〉、〈アリア〉
スザンヌ・ゴイン
ロサンゼルス〈A.O.C〉他
アルフレッド・ポルターレは、ジェームズ・ビアード財団の“アメリカ飲食業界の人名録”に殿堂入り、〈ゴッサム バー & グリル〉は4年連続でニューヨーク・タイムズ紙の三つ星を獲得している。カルロ・クラッコは、ミシュラン二つ星を持つほか、人気料理番組の審査員も務める。マシュー・モランは、モダンオーストラリア料理第一人者で、自身の料理番組にも出演。スザンヌ・ゴインは受賞歴多数で3軒のレストランのオーナーシェフだ。
[INQUIRY]
文=たかせ藍沙
2018-05-31