スペイン・バスク出身のトップ若手シェフ、エネコ・アチャ・アスルメンディ。彼が手掛ける最先端のバスク料理を味わえる店が、この秋、東京にグランドオープン!
ここ数年、世界中のグルメたちを虜にしているスペイン・バスク地方。星付きレストランが点在し、「美食街道」とも称される。なかでも注目を集めるのが、スペイン最年少でミシュラン三ツ星を獲得したシェフ、エネコ・アチャ・アスルメンディだ。
エネコは1977年バスク生まれのバスク育ち。故郷への強い思いから、修業先もすべてバスク料理の店にこだわり、庶民的なバルから星付きの高級店まで、様々な角度から郷土の味を学んできた。そして2005年にビルバオ郊外にガストロノミーレストラン〈アスルメンディ〉を開業。
すると、たちまち話題に。2008年に一ツ星、2011年に二ツ星、2013年には三ツ星を獲得し、トップシェフの仲間入りを果たす。〈アスルメンディ〉は三ツ星といえども、堅苦しさは微塵もない。緑にあふれた植物園のような空間で最初に供されるのは、フィンガーフードが並ぶピクニックバスケット。これをツマミにバスク伝統の白ワイン・チャコリを飲めば、ゲストは皆リラックスムードに。その後に続く料理の数々も、バスク料理をベースにしながらもエネコの遊び心が満載。
そんなエネコの料理をバスクの雰囲気そのままに味わえる店が、この秋、東京にオープンした。その名は、自身のファース トネームを冠した〈エネコ東京〉。昨年開業したロンドン店に続く、エネコが手掛ける海外2店舗めだ。実は彼、10年ほど前に1カ月間京都に滞在し、和食を学んだ経験がある。そのときに日本の食材や食文化に深い感銘を受け、今回のプロジェクトもエネコ側からのアプローチにより実現したんだそう。世界が注目する最先端のバスク料理が、日本の地でどんな進化(深化)を遂げるのか? 美味なる化学反応が楽しみでならない!
SHOP | ENEKO Tokyo(エネコ東京) |
ADDRESS | 東京都港区西麻布3-16-28TOKI-ON西麻布 |
PHONE | 03-3475-4122 |
OPEN | 12:00~15:00、18:00~22:30 ㊡年末年始(土・日・祝は要問い合わせ) |
WEBSITE | https://eneko.tokyo |
文=真下武久
2017-10-31