FEATURE*


実はビジネスシーンでも効果的。

スマートで誠実な印象は
青文字盤におまかせあれ。


ビジネスシーンでつける時計は目立ちすぎず、"信頼できる"がひと目でわかることが肝要。そのへんを心得ている人はシンプルなデザインを選択。文字盤もシルバーや黒、白を選んでいるのでは? そんな中、近年人気がジワッと高まっているのが青文字盤の時計。深く落ち着いた青なら、知的で誠実な印象あり。特にネイビーのスーツやジャケットには、文字盤が同色系ということでとても馴染みがよく、お洒落な印象も手に入る。もちろんそんな見た目ならば、好印象が大事なビジネスシーンでは大きな武器に。そろそろ「頑張った自分にご褒美時計を」と考えている人は、今こそ青文字盤の時計を候補にしてみてはいかがだろう?


  • CARTIER
    [カルティエ]

    サントス ドゥ カルティエ

    ケースサイズ47.5×39.8mm、自動巻き、SSケース&ブレス(クィックスイッチシステムにより、ワンタッチで交換できるネイビーブルーのカーフストラップ付属)、10気圧防水。72万5000円(カルティエ/カルティエ カスタマー サービスセンター)

    Vincent Wulveryck © Cartier


    クラシック&スポーティで
    どんなスタイルにもフィット。


    20世紀初頭に、数々の飛行記録を打ち立てたブラジル人飛行家アルベルト・サントス-デュモン。そして祖父から受け継いだハイジュエリー&ウォッチメゾンを発展させたルイ・カルティエ。パリで活躍した2人の男の友情から生まれた"サントス ドゥ カルティエ"は、〝世界初の男性実用腕時計〞としてあまりにも有名だ。その最新モデルは、伝統のローマ数字インデックスのクラシックなテイストと、ブルーのダイヤルが美しく融合。また、メゾンの特許技術"クィックスイッチシステム"も搭載。写真のブレスレットと付属するカーフスキンストラップは、ボタンを押すだけでカンタンに付け替えができる。だから、フォーマルなスーツスタイルから週末の大人カジュアル、スポーツウエアまで、あらゆるスタイルにフィット。これこそアクティブなビジネスマンのための完璧な1本といえるだろう。


  • HARRY WINSTON
    [ハリー・ウィンストン]

    HW エメラルド・オートマティック 33mm

    12月発売。ほかにもクォーツモデルも展開。また、RGケースモデルやダイヤをあしらったタイプも選択可能。ケースサイズ39.3×33.3mm、自動巻き、18KWGケース、ブルーアリゲーターストラップ、3気圧防水。230万円(ハリー・ウィンストン/ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション)


    ブルーとエメラルドシェイプが
    紳士の手元を華麗に彩る。


    "キング・オブ・ダイヤモンド"として名を馳せる世界最高峰のハイジュエリーブランドであり、腕時計の世界でも最高峰を自負する〈ハリー・ウィンストン〉。独創的な複雑時計で時計好きを魅了し続けている。そんな名門の最新のブルーダイヤルウォッチは、これまでレディス用で展開していた"HW エメラルド・コレクション"初のラージサイズモデルであり、八角形のケースが印象的。その形はダイヤモンドの"エメラルドカット"から着想を得たもの。このブランドらしさが息づいている。機能的にはシンプルだが、宝石を彷彿とさせる美しく磨き上げられたケースエッジや、エメラルドカット形の日付表示の窓など、ディテールへのこだわりも相当なもの。サンレイ仕上げのブルー文字盤から浮かび上がる18KWGのインデックスの高貴でシャープな輝きも印象的だ。


  • A. LANGE & SÖHNE
    [A.ランゲ&ゾーネ]

    オデュッセウス

    ステンレススチール製ブレスのフォールディングバックルには落下防止機構が組みこまれ、最大7mmまで長さを調整できる仕組みになっている。2020年3月まで〈A.ランゲ&ゾーネ〉のブティックでのみ先行取り扱い。ケース径40.5mm、自動巻き、SSケース&ブレス、120m防水。310万円(A.ランゲ&ゾーネ)


    ブランド初のスチールケースで
    待望の本格スポーツモデル。


    ドイツの最高峰ブランド〈A.ランゲ&ゾーネ〉。1845年にドイツ・ドレスデン郊外のグラスヒュッテで創業。第2次世界大戦、東西冷戦による事実上の消滅を経て、1990年に奇跡の復活を果たした伝説のブランドだ。これまでは防水性の高いスポーツモデルは1本もなかったが、この秋、待望のスポーティウォッチファミリー"オデュッセウス"が誕生した。これはその第1号モデル。ドレスウォッチや複雑時計と同様、時計愛好家を魅了する"機械へのこだわり"はそのままに、120m防水を実現した初のSSモデルとなっている。文字盤3時位置には看板の"アウトサイズデイト"を、さらに9時位置には大型の曜日表示も備え、それぞれネジ込み式リュウズの上下のボタンを押すことで簡単に修正ができる。スポーツシーンにもつけていける初の〈A.ランゲ&ゾーネ〉の1本として見逃せない。


  • AUDEMARS PIGUET
    [オーデマ ピゲ]

    CODE 11.59 バイ
    オーデマ ピゲ オートマティック

    斜めから見ると、文字盤が湾曲したように見えるのは楽しい視覚効果。時刻を確認するたびに、革新的な意匠にびっくりするはず。落ち着いたネイビーカラーも大人好み。ケース径41mm、自動巻き、18KWGケース、ブルーアリゲーターストラップ、30m防水。280万円(オーデマ ピゲ/オーデマ ピゲ ジャパン)


    ベーシックな見た目に隠れた
    最先端デザインに驚く。


    複雑時計の世界で歴史的な傑作を生み出し続ける、1875年創業の〈オーデマ ピゲ〉。クラシックな"ジュール オーデマ"に代わる"現代的なクラシックウォッチ"として、2019年に登場した新コレクションが、"CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ"だ。これは、そのラインナップの中でも最もベーシックな3針モデル。だが、丸型ケースに八角形のミドルケースを備え、さらにベゼルやケースバックと一体構造のオープンワークのラグを組み合わせたケース構造、文字盤の12時位置から6時位置までアーチ型に縦方向に切削したドーム型のサファイア風防を採用するなど、すべてが革新の塊。文字盤に光が当たると、これまでにない輝きに驚く。一方で、ジェンダーフリー(男女を区別しない)な製品展開も画期的。未来を先取りした、2019年最大の話題作といえよう。


  • HUBLOT
    [ウブロ]

    クラシック・フュージョン
    チタニウムディープブルー

    丸型ケースながらも、エッジーでシャープなフォルムで手元を飾る1本。都会的なスーツ姿によく似合う。ケース径42mm、自動巻き、チタンケース、ブルーヴィンテージアリゲーター&ブラックラバーストラップ、5気圧防水。84万7000円(ウブロ/ LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ)


    ビジネスシーンによく似合う
    日本限定のブルー時計。


    セレブに愛される〈ウブロ〉。1980年にスイス・二ヨンで創業し、どこにもないスポーツウォッチを求めるセレブたちのために、ヨットの舷窓をケースのデザインモチーフに開発したスポーツウォッチがはじまり。2004年にブランドを引き継いだジャン-クロード・ビバー(現会長)によって、セラミックやラバー、カーボンなど先端素材を融合(フュージョン)させるというコンセプトで、翌年"ビッグ・バン"を発表し、大ブレイク。創業当初からラバーをストラップに採用するなど、現代のスポーツウォッチの先駆けといえる。"クラシック・フュージョン"はその原点スタイルを継承するコレクション。深みのある美しいブルーグラデーション文字盤のこのモデルは、日本だけで買える特別な1本。ケースにチタンを使っているので、つけ心地も軽快。ビジネスユースにもぴったり。


  • VACHERON CONSTANTIN
    [ヴァシュロン・コンスタンタン]

    フィフティーシックス・
    コンプリートカレンダー

    スイス・ジュネーブ製時計の中で、最高品質を証明する"ジュネーブ・シール"を取得済み。ケース裏はシースルーバック仕様で、美しいムーブメントが鑑賞できる。ケース径40mm、自動巻き、SSケース、ミシシッピ・アリゲーターストラップ、3気圧防水。228万円(ヴァシュロン・コンスタンタン)


    1956年、ゴールデンエイジの
    傑作のスタイルを継承。


    スイスの時計作りは、17世紀から18世紀にユグノー(新教徒)の時計師たちがジュネーブに亡命したところからはじまった。1755年創業の〈ヴァシュロン・コンスタンタン〉はこの時代から現在まで、休むことなく時計作りを続けてきた、現存する時計ブランドの中でも最も長い歴史を誇る名門。そして"フィフティーシックス"は、その260年を超える歴史の中で生まれた数多くの傑作の中から、スイス時計の黄金時代に作られた1956年のモデルにインスパイアされて生まれた最新コレクション。このモデルはその製品ラインナップの中でも最も実用性の高い月、日、曜日表示に加えて、ロマンチックなムーンフェイズ表示も備えた、現代のダンディのための1本となる。派手さを抑さえたブルーの文字盤カラーもエレガント。世代を超えて受け継ぐ価値のある逸品だ。


  • BELL & ROSS
    [ベル&ロス]

    BR05 ブルー スティール

    若々しいサンレイ仕上げの青文字盤タイプのほか、黒とグレーの文字盤モデルも展開。また黒文字盤モデルでは、18Kゴールドケースモデルも選択可能。全モデルでラバーストラップも選べる。ケースサイズ40mm、自動巻き、SSケース&ブレス、10気圧防水。55万円(ベル&ロス/ベル&ロス ジャパン)


    都市の冒険者のために生まれた
    "腕につける計器"。


    コックピットクロックの機能的なデザインと、フランス・パリの洗練されたセンスを融合させた〈ベル&ロス〉の定番、"BR"コレクション。創業者のひとりでデザイナーのブルーノ・ベラミッシュの会心作だ。2019年のバーゼルフェアで発表された最新シリーズ"BR05"は、5年の歳月をかけて開発。ケースとブレスレットが一体化したフラットなフォルムには、ほどよいミリタリーテイストと1970年代の自由なムードが薫り、これまでのBRシリーズになかったドレッシーなテイストを醸し出す。その中でもこのモデルは、ツヤと輝きのある文字盤のブルーが、フラットでシャープなエッジを持つSSケースに見事にマッチ。アクティブでモダンな印象を手元から発信してくれる。都会をアクティブに駆け巡るビジネスマンにはお誂え向き。品格も十分にアピールできるはず。




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ヴァシュロン・コンスタンタン03-4461-8180
ベル&ロス ジャパン03-5977-7759

文=渋谷康人

2019-11-29






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