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トラッドウエアをモダンに魅せる〈ブルックス ブラザーズ〉。

定番ブレザーがカシミヤなら
ジャケパン姿に箔がつく。


日本では、’90 年代に “キレカジ” を象徴するアイテムとして一世を風靡した紺ブレ。年を重ねた今着るのであれば、あの頃と同じというわけにはいかない。ここはひとつ、服地はラグジュアリーで仕立ては正統派という〈ブルックス ブラザーズ〉の一級品に袖を通してみてはどうだろう。この1 着で大人のジャケパン姿が見違える。

 

 

流行に左右されない服は確かに存在する。それは信頼できる普遍の価値を持った服。ただ、実際にそれらを着用する場合は、どこかアップデイトされたものを選ぶとか、年相応の演出も必要。そして“紺ブレ”は、まさにそんなお洒落が楽しめる好例ではないだろうか。

では、年を重ねた大人が今着たいと思う紺ブレとはどんなものだろう。たとえば〈ブルックス ブラザーズ〉が手掛けたカシミヤ仕立ての1着がまさにそれ。しなやかな着心地に加え、ボタンまわりのシワさえも美しく見えてしまう独特の張りやドレープには、'90年代の紺ブレブームに着ていたものとは別次元の優雅さがある。さらにシルエットは、ゴージラインを高く設定し、ウエストに絞りをきかせることで現代的なフィッティングに更新済み。そしてなによりも、紺ブレの生みの親といっても過言ではない同社が作っているという点も、本物感がある。気になる仕立ては1929年に創業し、アメリカンアイビーの隆盛を後押しした名門ファクトリーのサウスウィック社が担当。品質の面も言うことがない。

ブレザー16万円、シャツ1万9000円、ニットベスト2万円、ネクタイ1万2000円、パンツ1万6000円、チーフ5000円(以上ブルックス ブラザーズ/ブルックス ブラザーズ ジャパン)、その他はスタイリスト私物


  • 単なる金ボタンではなく、ブランドを象徴するゴールデン フリース。七宝焼き仕様でクラス感が際立つ




Cashmere Blazer

[カシミヤ ブレザー]




3つボタンの段返りという、アメリカントラッドの様式美は健在。フラップ付きパッチポケットで、フォーマル色を和らげたスタイルに落としこんだ。ゴールデン フリースを描いた七宝焼きのボタンも、このブランドらしい高級感あふれるディテール。ネイビーに加え、より都会的な印象に寄せたブラックも選択可能だ。各16万円(以上ブルックス ブラザーズ/ブルックス ブラザーズ ジャパン)



[INQUIRY]


ブルックス ブラザーズ ジャパン
0120-185-718

写真=野口貴司、正重智生 スタイリング=中川原 寛 ヘア& メイク=松本 恵 文=遠藤 匠 構成=大嶋慧子

2019-09-13






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