FEATURE*
なぜ世界中の時計好きが一目置くのか?
『時計以上の何か』に行けばわかる、
〈オーデマ ピゲ〉の本当の価値。
ご存知のとおり〈オーデマ ピゲ〉は高級時計の代名詞。世界中のVIPが愛用し、時計好きにとっては永遠の憧れでもある。とはいえ、そんな〈オーデマ ピゲ〉の存在は知っていても、その“本当の価値”を知っている人は案外少ないのではないだろうか。そんな中、10月19日から11月4日の間、六本木は東京ミッドタウンにて〈オーデマ ピゲ〉のブランドエキシビション『時計以上の何か』が開催される。多くの人を魅了し続ける価値とはなにか? 是非足を運んで“時計以上の何か”を体験してはどうだろう?
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Room I
起原-ジュウ渓谷-
オーデマ ピゲ発祥の地と自然
最初の部屋は〈オーデマ ピゲ〉の生誕の地を紹介する空間。ジュウ渓谷とは、スイス・ジュネーブの北方、ジュラ山脈に位置するエリア。
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Room II
起原-創業者一族-
オーデマ ピゲを作った人々
創業以来どのグループにも属さず、創業者一族の手を離れたことがない家族経営の様子がわかる。資料とともに、一部のタイムピースを紹介する。
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Room III/IV
複雑時計
創業以来、世界初となる機構や技術を多く開発してきた〈オーデマ ピゲ〉。その技術力の高さを複雑時計の機構として紹介するのが第3と第4の部屋。
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Room V
職人の技
来場者が時計作りの非常に細かい技術を間近で見られるスペース。来日した時計師の手仕事を前に、普段は見られない部品も確認できる。
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Room VI
時をデザインする
-コンテンポラリーなデザインと歴史-
各時代を通して、〈オーデマ ピゲ〉が挑戦してきたデザインの変遷をご紹介。ブランドの美意識の高さを再認識できる。
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Room VII
ラボ
-ウォッチメーカーによるデモンストレーション-
スイスのル・ブラッシュにある本社から招いた専門家による、脈々と続く開発とイノベーションをテーマにした対話型スペースも用意。
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Room VIII
ロイヤル オーク
時計師ジェラルド・ジェンタが〈オーデマ ピゲ〉のためにデザインした“ロイヤル オーク”。1972年から展開された代表的なモデルが見られる。
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Room IX
ダイヤルの製造
-「タペストリー」ギヨシェダイヤル-
“ロイヤル オーク”の重要なポイントであるタペストリー。ここでは、その文字盤を作るのに欠かせない複雑なギヨシェ彫りが実際に見られる。時計師による貴重な職人技にも注目したい。
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Room X
CODE 11.59
バイ オーデマ ピケ
今年発表された、実に26年ぶりの発表となった新作に関する部屋。コンテンポラリークラシックという新たなカテゴリーを開くモデルが鑑賞できる。
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Room XI/XII
data.anatomy
[for Audemars Piguet]
職人技の複雑性や正確性と、アートとの融合もキーワード。今年からサポートする、電子音楽作曲家でビジュアルアーティスト池田亮司氏の作品が鑑賞できる。
女性と男性では、モノ選びの基準が違うとよくいわれる。まあ例外もあるので、あくまでも一般的なという話。たとえば洋服を選ぶとき。女性はまず、見た目に美しいものやかわいいものに惹かれるもの。もちろん男性もそうなのだが、さらにそこに、確かな品質や価値、モノ作りの背景まで気にするのが男性。まがいものなど手にしたら最後。どんなにそれが見た目に美しくても、受けつけることはない。
世界三大時計ブランドの一角を占める〈オーデマ ピゲ〉は、そんなこだわりを持った大人の男性にこよなく愛されているスイスの高級時計ブランド。創業は1875年と古く、世界最高峰の技術力で時計作りに様々な革新を起こしてきた。重力による精度上の誤差をゼロに近づけるトゥールビヨンや時を音で知らせるミニッツリピーター、そして永久カレンダーなどの複雑機構は〈オーデマ ピゲ〉の得意分野。そんな高い技術力は、代表作“ロイヤル オーク”や今年発表された“CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ”にも受け継がれ、デザイン性の高さとともに高いプロダクト価値を生み出している。
では、その価値を生み出しているものとはなんなのか? 実はそれを紐解くカギが、今回のブランドエキシビション『時計以上の何か』にある。見どころは、なんといっても時計の文字盤をイメージしたリング状の展示スペース。中は12の部屋に区切られていて、〈オーデマ ピゲ〉が培ってきた時計技術やその背景にあるものを惜しげもなく披露。また、150点以上に及ぶ貴重なミュージアムピースも展示される予定となっており、これを見ることでも、このブランドが積み重ねてきた価値を実感することができるだろう。さらに会場では、スイスより来日するウォッチメーカーによる様々なデモンストレーションが見られるほか、池田亮司氏によるデジタルアートも体験できるなど盛りだくさんの内容が用意されている。〈オーデマ ピゲ〉のオーナーはもちろん、未来のオーナーや時計好きは、この機会に揺るぎない価値の源に触れてみることを是非おすすめしたい。
実際に見て確かめたい!
ミュージアムピースには
卓越した技とアイデアがある。
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1917年
八角形のレディスウォッチ
ダイヤモンドがセットされたブレスレットウォッチ。〈オーデマ ピゲ〉が制作した最初の八角形の時計がコチラ
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1923年
ミニッツリピーターウォッチ
“キュービストのクッション”
ケースの直径21.4㎜。この中に厚さ2.7㎜で、最も小型で薄いミニッツリピーター機構のひとつを搭載している
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1942年
クロノグラフウォッチ
初期の100年間、〈オーデマピゲ〉は300個以上のクロノグラフウォッチを製造した。コチラは2カウンターのタイプ
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1962年
円形のアシンメトリーウォッチ
文字盤の中に、2方向に広がる非対称な円を組み合わせるという大胆なデザイン。ケースの形状もユニークな仕様に
2019-09-13