FEATURE*

VAN

あの〈ヴァン〉が手掛けると

胸元のナンバーで
コート姿も脱・平凡。

お堅くない業種の場合やカジュアルフライデーで着るコートは、なにもチェスターやトレンチである必要はない。カジュアルなダッフルを選んでも面白い。〈ヴァン〉の新作は胸のナンバーなどに遊び心あり。人を惹きつけるのはこんな自由な感覚だったりする。

 

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本物志向のダッフルが語るのは
着る者の誠実さと大人の遊び心。

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創業年を表した立体的なワッペンは、昔ながらのサガラ刺繍。手のこんだワザでも正統派トラッドを体現する。ボディのメルトンは、高級スーツにも使われるスーパー100'sのウールにナイロンを混紡したもの。若々しいデザインとは裏腹に、大人好みの上品な風合いを楽しめるのも魅力のひとつといえる。これぞ本物志向の大人も納得する1着。

パイル状のふわふわとした感触は、サガラ刺繍ワッペンならでは。右肩にあしらったブランドロゴは、創業時から使われている歴史あるものだ。コートは全体のトーンを抑え、モダンな印象に落としこんでいる。ダッフルコート5万5000円、ツイードジャケット4万9000円、中に着たベスト1万9000円、シャツ1万1000円、コーデュロイパンツ1万4000円、ニットタイ8800円、手に持ったマフラー7800円、手に持ったグローブ8800円（以上ヴァン／ヴァンヂャケット）、その他はスタイリスト私物

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[INQUIRY]

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写真＝野口貴司、正重智生　スタイリング＝中川原 寛　ヘア＆メイク＝松本 恵　文＝遠藤 匠　構成＝大嶋慧子

2018-10-31