スーツは男の勝負服といわれるが、鎧のように硬い前時代的なスーツでは現代のビジネスシーンで戦うことはできない。軽快かつ動きやすい1着で、時代のスピード感と並走しなくてはならないのだ。スーツとは思えないほどフットワークが軽くなる〈エストネーション〉の新作は、まさにその理想形。
動きやすさを追い求めた服地は、イタリアの〈ロロ・ピアーナ〉が手掛けた“ムービング”。ライクラ素材が動きに追従する一方、ウールシルク混なので単なる高機能素材とは一線を画す高級感も印象づけられる。パンツのセンタークリースが消えにくい加工で、プレスなどのケアも最小限で済む。
締めつけ感のない着心地があまりにも快適で、いつにも増してアクティブに街を駆けてしまいそうだ。それでいて美しいドレープは、まさに高級スーツそのもの。
スーツ9万8000円、ポケットチーフ2400円(以上エストネーション)、シャツ3万3000円(バグッタ/エストネーション)、ネクタイ1万4000円(エリコ フォルミコラ/エストネーション)、シューズ15万8000円(エドワード グリーン/エストネーション)、その他はスタイリスト私物
エストネーション 03-5159-7800 www.estnation.co.jp |
写真=野口貴司 スタイリング=中川原 寛 ヘア&メイク= Hanjee 文=遠藤 匠 編集=大嶋慧子
2018-03-13