空港ラウンジは、いまや搭乗時間を"待つ"だけの場所ではない。そこは、あえて長時間利用したくなるほどのお楽しみにあふれているのだ。最新のラウンジとその楽しみ方をご紹介しよう。
空港に到着してチェックインを済ませると、搭乗時刻までは待ち時間。ショッピングもいいが、できれば空港ラウンジで過ごしたい。マイレージプログラムの上級会員や、プレミアムエコノミークラス以上に搭乗する場合は、各航空会社が運営するラウンジを利用することができる。
その設備はどんどん進化している。ラウンジによっては、目の前で調理した作りたての料理を楽しめたり、アートギャラリー、ゴルフ、靴磨き、ヨガ、マッサージなど、空港内ということを忘れてしまいそうなアミューズメントが揃っている。
あえて早めにチェックインしたり、トランジット時間を長くしたりして、空港ラウンジでゆっくり過ごすことも旅の楽しみ方のひとつ。ただし、時間を忘れてフライトに乗り遅れてしまうことがないよう、くれぐれもご注意あれ!
2018年10月に開港したイスタンブールの新空港。以前から受賞歴のあるラウンジがますます充実した。ゲートを抜け、自動演奏のグランドピアノに出迎えられた後は、トルコ料理のライブクッキングブースを中心に、左右にテレビ視聴コーナー、静かなソファ席、キッズルームなどが並ぶ。マッサージは、ラウンジ内を移動しているセラピストを早めに探して順番待ちしよう。
10月に改装が終了したばかりの成田空港本館3Fファーストクラスラウンジ"JAL’s SALON"。そこは、ソファを中心としたスペースで、本格的なバーカウンターや、英国の高級靴メーカーの〈ジョン ロブ〉とコラボしたシューシャインサービスがある。春に改装済みの4Fファーストクラスラウンジの〈鮨 鶴亭〉の握り寿司や、〈JAL’s Table〉のスペシャルなラーメンも忘れずにいただきたい。
香港国際空港に4つのビジネスクラスラウンジを持つ。そのうち、ターミナル1の65番ゲート近くにある〈ザ・ピア〉に、2019年1月、ラウンジ内ヨガスペースがオープンした。同ラウンジ内には、老舗茶藝館のような趣の〈ティー・ハウス〉、変わらぬ人気の〈ザ・ヌードル・バー〉など、何時間いても飽きない施設がズラリ。一番奥には静かな仮眠スペースもある。
ターキッシュ エアラインズ | www.turkishairlines.com |
日本航空 | www.jal.co.jp |
キャセイパシフィック航空 | www.cathaypacifi c.co.jp |
写真=たかせ藍沙、日本航空 文=たかせ藍沙
2019-11-29