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TENT RESORT

今、アジアでは
テントリゾートが密かなブーム！

自然へのインパクトを最小限にとどめた風貌で、ワクワクするような非日常が味わえるテントステイ。テントといってもキャンプではない。贅沢なしつらえはそこらへんのホテルよりも、遥かにゴージャスなのだ。

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WA ALE ISLAND RESORT

［ワ・エレ・アイランド・リゾート］

環境に優しく、ベアフットラグジュアリーを体現

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ラウンジ前の広いデッキテラスからは遮るもののないアンダマン海ビューが広がる。エアコンや電話、ミニバーはあえて置いてないが、Wi-Fiは客室内でも利用できる。

タイ国境に近い、ミェイク諸島のランピ島海洋国立公園内。手つかずの２つのビーチに2018年10月にオープンしたエコ・リゾート。開発時に木を一本も伐採することなく、もとの自然を生かしたレイアウト。建材はミャンマーの古い民家や学校などの廃材をリサイクルし、家具はオーナーのキングスレー夫妻がデザインを行った。客室は11棟のテントと３棟のツリーハウス。テントといえども広さ約139㎡。エアコンはあえて置かず、最新のシーリングファンが心地いい風を送る。食事はアジア＆地中海料理。敷地内のオーガニックファームや地元の農家からの食材が、新鮮で美味だ。エコツーリズムによる利益は、環境保護や地域のために生かされる。

 

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• B

  

• C

  

 

A：天蓋付きベッドはちょうどアンダマン海に対峙するように配置されている。シッティングエリアもベッドの脇に　B：プライベートガーデンに面した、広いバスルーム。バスタブはないが、アウトドアシャワーが気持ちいい　C：通年、海ガメが産卵に訪れるタートルビーチ前にテントが点在する

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CAPELLA UBUD

［カペラ・ウブド］

ウブドの森に築かれた初期入植者へのオマージュ。

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渓谷の中腹や川のそばなど、テントは多彩なロケーション。昔ながらの伝統様式でも、ミニマルモダンでもない、バリ島におけるデザインの新機軸。

バリ島ウブドの森の中、ウォス川の渓谷に佇む。トロピカル建築の巨匠ビル・ベンスリーが手掛けるココは、1800年代に欧州から来た初期入植者への敬意がコンセプト。23棟の客室はすべて塩水プールが付いたテントスタイル。ひと昔前のファブリックやハンマーで叩いてならしたバスタブなど、独特な世界を見せてくれる。スパイス貿易をモチーフにしたメインレストランやバーベキュー料理など食体験も個性的。夜はキャンプファイヤーを囲み、サイレント映画鑑賞や語り部の話に耳を傾けよう。

 

• A

  

• B

  

 

A：自然を肌で感じるオープンな造りのテント。室内はオーナーが集めた骨董やアートで飾られている　B：塩水を満たしたプライベートプール。プールサイドのデイベッドに寝ころび、ウブドの森を満喫！

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BENSLEY COLLECTION
SHINTA MANI WILD

［ベンスリー コレクション シンタマニ・ワイルド］

ベンスリーの夢が詰まったこだわりのテント。

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カルダモンの森の中、川沿いの350ヘクタールもの敷地にテントはわずか15棟。この土地の自然を守るため、テントというスタイルをチョイス。

カンボジアの南西部、カルダモン山脈に2018年12月オープン。建築家ビル・ベンスリーが土地を購入し、思いをたっぷりこめたプライベート・リゾート。密漁や森林の伐採などから保護するNPOと提携し、カルダモンの森を守る役割も担っている。15棟のテントはそれぞれ40エーカーに1棟の割合で川沿いに点在。テーマがすべて異なり、なかには1967年にカンボジア国王に招かれたジャクリーン・ケネディがココに訪れたら？なんて、空想から生まれた部屋もあるそう。家具はすべてオリジナル。

 

• A

  

• B

  

 

A：ジャクリーン・ケネディのためのテント。ソファはこの森に暮らす絶滅危惧種のプリント柄　B：希望者はジップラインでのチェックインも。無事到着したら、冷たいタオルとウェルカムドリンクが

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文＝古関千恵子

2019-09-13