EXPLORE*


GREAT EXPLORE

ローカルスタッフによる
筋書きのないツアーが面白い。


その土地に詳しいのは、ガイドブックよりもなによりもそこに住む人。ローカルが超穴場を案内する“インサイダーツアー” では、ルートに決まりはなく、参加者の興味のままに進むことも。今回はタイでおすすめのホテル主催ツアーを紹介。



街の運河をまわり
今までと違う地元を体験。


 

ロングテールボートに乗り、細い支流を進む。川沿いの民家へ立ち寄り、住民との交流も。観光とは違う地元の暮らしに触れられる

 

首都バンコクの暮らしの大動脈、チャオプラヤ川。エメラルド寺院訪問やディナークルーズがポピュラーだが、〈アナンタラ・バンコク・リバーサイド・リゾート〉の“クロン・グル・ツアー”はひと味違う。タイ語で“クロン”という迷路のような支流を、昔ながらのロングテールボートに乗って分け入っていく。案内をするのは“グル”と呼ばれるこの界隈の達人だ。今回、探検するのはクロン・ダオ・カノンとクロン・バン・クン・ティエン。基本ルートは、運河沿いに連なる伝統的な木造家屋や、アユタヤ時代に造られた寺院、築100年を超える王族の屋敷などを巡り、アーティストハウスでランチをとる。面白いのが、グルが川沿いで買ったパンで川魚に餌づけをしたり、民家を訪問して暮らしぶりを案内したり、思いつくままに行動すること。立ち寄る寺院も名所ではなく、日常的に地元の人が参拝するようなところばかり。知る人ぞ知るバンコクの素顔が見られる。1人1回5500バーツ(税別)。



ほかにもこんなツアーがある!

ラオスやミャンマーとの国境近い〈アナンタラ・ゴールデン・トライアングル・エレファント・キャンプ&リゾート〉では、象の保護施設を併設。そこに暮らす象とマホート(象使い)と一緒に散歩を楽しむ。象はジャングルや川辺を気ままに歩きながら、水浴びをし、新芽を美味しそうに食べ、仲間とたわむれ……。象の自然な姿を間近で見られる。

  • 国境の川を望むヒルトップサラ

  • 水浴びを楽しむ象の親子

  • 先住民のアートで飾られた客室のテラスから、隣国の山並みを望む

  • 荘厳な趣の"エレファント・バー"

 


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ANANTARA RIVERSIDE BANGKOK RESORT

[アナンタラ・バンコク・
リバーサイド・リゾート]

 

ADDRESS257/1-3 Charoennakorn Road,Thonburi, Bangkok, Thailand
PHONE+66-2-476-0022
WEB-SITEhttps://www.anantara.com/ja/riverside-bangkok

 

 


湾岸をスピードボートで
巡りながら癒される。


 

スマートなデザインのスピードボートで、サムイ島沖に点在する島々へ。海辺でのランチもポップでお洒落に演出をしてくれる!

 

お洒落なデザインホテル〈W〉は、ホテルごとに“Wインサイダーツアー”を開催。タイのサムイ島〈Wコーサムイ〉では、スタッフのケントさんイチ押しの“タイの湾岸を探検するWスピードボート体験”がおすすめ。ビーチから流線形が美しいスピードボートに乗船、まずはサンゴ礁が広がるワオ島でスノーケリング。そしてハイライトのアントン海洋国立公園へ。“タレーナイ(内陸の海)”と呼ばれる湖やエメラルド湖の周辺をクルーズし、風光明媚な景色を堪能。ランチは、海洋ジプシーの村で伝統的なメニュー、または〈Wコーサムイ〉のレストランチームによるピクニックランチを。午後は、隠れ家ビーチで昼寝や散策など、のんびりと過ごす。オプションで、カヤックをレンタルすることもできる。サムイ島からの1日ツアーで人気のアントン海洋国立公園を、混雑知らずの貸し切り状態で満喫できるプラン。1回3万9000バーツ(最大10名、8時間)。



ほかにもこんなツアーがある!

オーストラリアの〈Wブリスベン〉で“タンガルーマアイランドリゾートへのクルーズ旅行”はいかが? ブリスベンから船で約75分のモートン島にある、自然豊かなタンガルーマアイランドリゾートへ。四輪バギーで疾走し、沈船スポットでシュノーケリングなど楽しんだ後は、シーフードランチを満喫。浜辺に訪れる野生のイルカとの触れ合いも。

  • モートン島タンガルーマアイランドリゾート

  • 透明度の高い海でシュノーケリング

  • 一番人気は、日没時に現れる野生のイルカなどへの餌づけ

  • 砂を巻き上げて4輪バギーで風を切る!

 


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W KOH SAMUI

[Wコーサムイ]

 

ADDRESS4/1 Moo 1 Tambol Maenam,Surat Thani, Koh Samui,84330 Thailand
PHONE+66-77-915-999
WEB-SITEhttps://www.marriott.co.jp/hotels/travel/usmwh-w-koh-samui/

 

 



文=古関千恵子

2019-05-31