ファーストクラスに乗るなら、その前にファーストクラスラウンジも楽しみたいもの。ただ、すべての空港にファーストクラス専用ラウンジがあるわけではない。ビジネスクラスと兼用ということも多いし、複数の航空会社合同のラウンジもある。そのぶん、独立しているファーストクラスラウンジには最高峰のサービスが待っているのだ。近年では、自社のファーストクラス搭乗客と、提携航空会社のファーストクラス搭乗客やマイレージ上級会員とで施設を分けている航空会社もある。今回ご紹介するアメリカン航空もその1つ。ラウンジ内に独立したダイニングを作った。日本航空の改装したてのラウンジ、キャセイパシフィック航空の個性的なラウンジとともにご紹介しよう。
ロサンゼルス国際空港とニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港、マイアミ国際空港にあるのは、"Flagshipファーストダイニング"。Flagshipファーストラウンジ内で、アメリカン航空のファーストクラス搭乗客だけが利用できるダイニングエリアだ。ここだけは、飲み物も料理もメニューから選んでオーダーするスタイル。他空港にも新設予定があるので、出発前に確認しておきたい。
香港にはキャセイパシフィック航空のファーストクラスラウンジが2つある。1 ~ 4番ゲート近くの"ザ・ウイング"と63番ゲート近くの"ザ・ピア"だ。前者にはバスタブとシャワー、デイベッドがある個室が5室とシャンパンバーがあり、後者には仮眠もできる8室の個室がある。今年1月には"ザ・ピア"ビジネスクラスラウンジにヨガスペースがオープン。フライト前に心身を整えることができるようになった。
日本航空のファーストクラスラウンジは、成田国際空港第2ターミナル本館の3Fと4F。現在全面改装中で、4月1日に4F部分がダイニングエリアとして先行オープンした。〈JAL’s Table〉では人気ラーメン店とコラボしたラーメンを提供。食事は従来のビュッフェに加え、ラウンジスタッフが取り分けるスタイルも導入。〈鶴亭〉には本格的な鮨カウンターが新設された。
アメリカン航空 www.aa.com |
キャセイパシフィック航空 www.cathaypacific.co.jp |
日本航空 www.jal.co.jp |
写真&文=たかせ藍沙
2019-04-25