シアトルにあるTモバイル・パークにてMLBオールスターゲーム2023が開催され、ア・リーグで最多得票を集めたエンゼルスの大谷翔平が2番・指名打者でスタメン出場。三振、四球と1打数無安打で快音を響かせることはできなかったものの、多くの声援を集め、球場を盛り上げていた。
試合前には恒例となっているレッドカーペットショーが行われ、大谷翔平は通訳・水原一平とともに高級感のあるグレーのスーツに身を包んで登場。こちらのアイテムはアンバサダーを務めている〈ボス〉のボス・ワン・ザ・スーツ。昨年や一昨年とは異なり、グッと大人っぽい雰囲気を醸していた。
2022年のMLBオールスターゲーム レッドカーペットショーに登場した際の着こなし
2021年のMLBオールスターゲーム レッドカーペットショーに登場した際の着こなし
今年は大谷翔平のほかに、日本人選手ではメッツの千賀滉大も選出。実は選出されていたカブスのストローマンが出場を辞退したため、急遽、追加選出で出場することに。レッドカーペットショーでは、大谷と同じくグレーのスーツ姿で登場。インに白Tシャツ、足元も白スニで清潔感のある爽やかなコーデを披露した。遠征先のサンディエゴからの参加となったため、急いでスーツなどを揃えたそう。
前日のホームランダービーで、ラウンド新記録41発のホームランを放ったマリナーズのフリオ・ロドリゲスは柔らかい色味の開襟シャツをチョイス。首元には存在感のあるネックレスをジャラ付けして、コーデにアクセントを加えている。手前で〈グッチ〉のジャケットを羽織っているのはダイヤモンドバックスのザック・ガレン。
シーズン打率4割という大記録を目指しているマーリンズのルイス・アラエスは、黒地にピンクの柄が入ったジャケットに黒のスタンドカラーシャツと精悍さのある装い。サングラスのレンズもピンクと色リンクさせているのがお洒落。試合では4回に同点に追いつく適時打を放つなど活躍。
パープルヘアがトレードマークのダイヤモンドバックス、ルルデス・グリエルjr.はカラフルなパイナップル柄をあしらったアイテムを着こなして登場。会場の注目を集めていた。試合では7回に一度はホームランと判定された大飛球を放った。
前日のホームランダービーで見事に初優勝を果たした、父ブラディミール・ゲレーロ(2007年にホームランダービーを制覇)とともに史上初の親子制覇となったブラディミール・ゲレーロjr.。レッドカーペットショーには、個性的な加工を施したデニムジャケット姿でお目見え。極太なネックレスもインパクト大!
ダルビッシュ有のチームメート、パドレスのフアン・ソトは、白のスーツに黒シャツというモノトーンコーデをチョイス。ネクタイを締めずに、ラフにしているのが、なんともセクシー。
こちらは吉田正尚とチームメートで、レッドソックスのベテラン守護神ケンリー・ジャンセン。家族全員でベージュ&ホワイトのきれいめカラーで揃えて登場。マウンド上では強面だけど、このときばかりは笑顔を見せていた。
ホワイトの柄が印象的なグレーシャツに身を包んでいるのは、ブルージェイズのボー・ビシェット。サングラスにピアス、ネックレスと小物使いが上手で、着こなしにクラス感を与えている。ゲームでは6回に右犠飛を放ち、存在をアピールした。
レンジャーズのアドリス・ガルシアはカジュアルなシャツコーデでレッドカーペットショーに登場。前日にはゲレーロJr.同様、ホームランダービーに参加。1回戦でレイズのアロサレーナに敗れたものの、快音を響かせていた。ちなみにキューバ出身の彼は2016年に巨人でプレーしたことのある選手。成績が残せずシーズン途中で退団し、その後亡命して、メジャーリーガーとなった人物。
オールスターゲームにア・リーグ最多得票で選出された大谷翔平は、4回のイニングの間に行われたセレモニーに登場。トロフィーを受け取ると脱帽して観客の声援に応えていた。球場は大声援に包まれ、今年のオールスターゲームの主役が誰であるかを改めて知らしめた。