帽子はかつて紳士の嗜みだった。それは見た目だけでなく、つばに軽く手をやる会釈や、優雅で落ち着いた所作を伴うからにほかならない。象徴となるのが〈ボルサリーノ〉。それはダンディズムと同義である。
男のハット姿でまず思い浮かぶのがボギー、ハンフリー・ボガートだろう。〈ボルサリーノ〉は、そのシンボルとなったフェドラハットを特別に作り、本人も映画だけでなく、プライベートでも愛用したという。そんな彼のシグネチャーモデルは、厳選した数種のウサギの毛をミックスし、絶妙なつばの幅と高さのバランスで'50年代風スタイルを再現する。被りこなすコツは、まず臆せず被ること。そしてボギーも言っているように、優しさを忘れないことだ。
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2018-09-14