CLOSET*

サマータイムを
お気に入りの1本と過ごす。

強い日差しに白く溶け出した陽炎を追って、クルマを走らせる。夏の避暑地にはどこかアバンチュールの気配が漂い、心もざわつく。いつもの時計が刻む時も艶めいて感じるのだ。そんなサマータイムが今はじまる。

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パテック フィリップの
“カラトラバ 5227”

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真夏の手元には、清涼感漂うシンプルな三針タイプがいい。〈パテック フィリップ〉の“カラトラバ 5227”は、ドレスウォッチのスタイルを崩すことなく、現代的なセンター秒針やカレンダーを備えた1本。そして薄型にもかかわらず、ケースに精細なヒンジを備え、裏蓋が開閉する。本来のダストカバーはよりエレガントになり、その奥には精緻なムーブメントと夏の高揚感を秘めるのだ。

腕時計、ケース径39㎜、自動巻き、18K WGケース、アリゲーターストラップ。379万円（パテック フィリップ／パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター）、スーツ17万6000円（ベルヴェスト／八木通商）、シャツ2万8000円（バルバ／エストネーション）

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写真＝野口貴司　スタイリング＝中川原 寛
　ヘア＆メイク＝松本 恵　文＝柴田 充　構成＝大嶋慧子

2018-05-31