男にとってのバッグとは、華やぐために持つ女性のそれとは異なり、道具として寄り添い、ともに過ごした証である。だからこそ傷さえも愛おしく思えてくる。職人の手で紡がれた“カバ”は、その時を刻み唯一無二の存在になる。
“カバ”は、クリエイティブ・ディレクターのトーマス・マイヤーのアイデアによって作られた。クラフツマンシップとラグジュアリーの融合により、いまやブランドのアイコンに。新作では光沢のある山羊革とマットなナッパという2種類のレザーの平ひもを 交互に編み込むことで、ブラックで統一された表面に独自のパターンが浮かび上がる。ひとつのバッグを職人一人が数日かけて丁寧に編み上げ、熟練の技によって生み出されたタイムレスなバッグ。
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966 |
写真=野口貴司 スタイリング=中川原 寛 ヘア&メイク=星 隆士 文=柴田 充 編集=大嶋慧子
2017-10-31